Bottecchia (Gilco design MS)

あの日から3年が経ちました。

はや3年

まだ3年

感じ方も違うかと思います。
いずれにせよ、決して忘れてはならない、
忘れることのできない日であります。

私にはこれといってできることはありませんが、
できることから粛々と。。

一刻も早い復興をお祈り致します。

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こんにちは、Anton Bicycleのヒロです。

先日Facebookに掲載しましたこちらのフレーム。
bottecchia-ms-bw1

大変希少なフレームです。

Bottecchia自体数が少ないのですが、
こちらはSLやSLXではなく、
マルチシェイプ(MS)パイプで構成されています。
bottecchia-ms-bw5

ラベルにGのマークがありますね。
COLNAGOでよく聞くジルコ。

Masterなんかのツブシが入ったパイプは
ジルコデザインと呼ばれていますが、
ジルコデザイン自体は会社名。

創業者の名前、「Gilberto Columbus」がGilcoの語源。

ん?Columbus??

Gilbertoさんは、
鋼管メーカーA.L.Columbusの創業者の次男だそうです。
なるほど。。

で、ジルコデザインは、クルマからヨットから、、、
いろんな分野に絡んでいるようですね。
http://www.gilcodesign.com/

で、このジルコデザインが手がけたパイプに、
Multi Shape(MS)というのがありまして、、、
こちら↓
http://www.gilcodesign.com/doc/des/telaioMS_tubi.htm
telaioMS_tubi

このようないろんな断面のパイプを適材適所に使用してあります。

トマジーニなんかにMSがあるなぁというのは知っていましたが、
Bottecchiaは初めて見ました。

bottecchia-ms-bw12

そして、、ジルコデザインHPのここ↓を見ると、
http://www.gilcodesign.com/doc/GILCOdesignBICI.htm

cinelli Laserの記載が。。

レーザーといえば、
言わずと知れたビルダーのアンドレア・ペゼンティ氏

ふむふむ。。

でいろいろ調べると、
このMSは、ペゼンティ氏が企画したものらしい・・・
ということもどこかに書いてありました。

Bottecchiaと言えばシマシマ模様のクロノストラーダが有名ですが、
それはこのMSにフィンを付けたもの、、、
ともありますが、実際はどうなんでしょう??

bottecchia-ms-bw6
フォークから覗いたダウンチューブ

まあいずれにせよ、80年代から90年代、
当時の最先端をいくフレームだったのでしょう。

ちなみにこの現物は、
スイスのあるプロチームが実戦(TT)で使用していたものとのこと。

bottecchia-ms-bw3
bottecchia-ms-bw9
bottecchia-ms-bw14
bottecchia-ms-bw4
bottecchia-ms-bw7
bottecchia-ms-bw13
bottecchia-ms-bw15

ペイントチップはありますが、
きっちりフルメッキされており、サビは特に見られません。

サイズは、
Seat tube : 500 mm(c-c) / 515 mm(c-t)
Top tube : 520 mm(c-c)
F/R : 100 mm / 128 mm
Seat post : φ25.0 mm

希少なフレームでかつ、
サイズがまさに日本人向け♪

こんなレアなBottecchia。
いかがですか?^^

bottecchia-ms-bw2

ではでは。


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