オーダー車両 MASI GRAN CRITERIUM 1978y

春ですねぇ♪

桜の開花宣言もちらほらと。

昨年は桜色のRossin Specialとお写真を撮りました。

70年代らしく、これも良い色でした♪

 

今年はどのバイクと写真を撮ることになるのでしょうか^^

毎年の楽しみになってきてます^.^

 

が、今のところ新たな入荷予定はなく。。^^;;

ご納車も落ち着きましたので、
倉庫に眠っているどれかを仕上げようかと思います^^

赤のPinarelloか。白黒のBottecchia MSか。
青の?水色の?ゴールドの?白の?。。

今販売中のグリーンのMarastoniを仕上げるのもいいかな。
ハブなどぴかぴかに磨いて^^

う~ん、考えます^^;;

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こんにちは、Anton Bicycleです。

 

今日は、こちら。

MASI GRAN CRITERIUM (1978y)

 

お客さまのオーダーにてお探しした車両になります。

最初にコンタクトを頂いたのが昨年の5月。

冒頭の桜色のRossinもご覧になられました^^

が、やはりMASIをお探しということで、
状態、サイズ、カラー、価格、、、を考慮しつつ
お探しすること数ヶ月。。

今年の2月によいお話にめぐり合い、
やっと手に入れることができました^^

 

 

 

この車両の素性を少しご紹介します。

こちらの前オーナーさまは、イタリアの某レーサーの方で、
1982年に引退されています。
レース生活最後のわずかな期間に乗っていたのがこのMASIで
引退後は思い出のバイクとして部屋に飾ってあったそうです。

今回その息子さま(50代の方ですが^^;;)と偶然繋がりまして、
お譲りいただくことができました。

この息子さまは、ビンテージバイクのコレクターで、
50年代~70年代メインにかなりの数をお持ちです…(@_@)

 

 

つい先日まで飾ってあったこのMASI GCですが、
錆びなく、すばらしい保存状態です。

 

 

 

ご納車も間近なので、
早速ヘッドからご納車前のメンテナンスを開始しました。

問題なし。

 

続いてBB、ハブ、ブレーキ調整を行っていきます。
で、早ければこの週末にご納車。

 

オーダーにつきまして少しお話を。。

お探しのバイクがあるお客さまは、
ブランド、サイズ、カラー、ご予算、、、
等をご連絡いただきますと、
現地へ情報を投げかけお探しいたします。

今年に入って仕入れルートがかなり広がりました♪

が、

ビンテージなので、いつどこで見つかるか分かりません。
見つかるまで半年、1年など当たり前の世界ですので、
その点はご理解ください^^

人気で、バックオーダーになっているのはやはり、
70年代、De Rosa、Colnagoこの2ブランド。
サイズは小さめ(これがボトルネック)

あとは今回同様のMASI GCやRossin、Pogliaghi、Atala、、、などなど

お問い合わせはこちらです♪
anton.bicycle@gmail.com

 

このMASIの新たなオーナー様、
4月からここ福岡を離れ新生活が始まるとのことですので、
何とかご納車を間に合わせたいです!

着実にスピーディに仕上げましょう♪

それでは今日はこの辺で^^

 

 

 

 

 

Palettiを少しご紹介です^^

年始からのご納車ラッシュも少し落ち着き、
ホッとしております。(。-_-。)

ここで、、
大変ありがたく思っていることがございまして。。

整備が長引いて、ご納車が遅れているにもかかわらず、
お客さまからはお叱りのお言葉を一切受けることもなく、

しっかり見てやってね!

とのお言葉を。(T_T)

整備をしていますと、
ついつい細かいところまで手が伸びてしまいまして。。

本当にありがとうございます。
皆様に助けられております。
m(._.)m

 

整備内容と時間のかけ方。

うまく進めないといけませんね(。-_-。)

 

 

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ご納車ラッシュが落ち着きをみせつつありますが、、

今度は入荷が続いておりまして、
またバタバタとしております。(自業自得)

そのうちの1台、Plalettiのご紹介を少ししてみようと思います^^

お写真はこちらにたくさんごさいます。

Facebookでもお伝えしましたが、
♥マークはDe Rosa
♣はCOLNAGO
♠︎はCOLNER
そして♦︎がこのPalettiです^^

Luciano Paletti(1947〜)により1971年にモデナに誕生。
フェラーリやマラネロの直ぐ近くとのこと^^

イタリアではメジャーな老舗ブランドです。
デローザやマラストーニとも深い繋がりがあったようです。

特に友人でもあったマラストーニ氏とは
かなり深い繋がりがあったと想像できます。
これは後述しますね(^.^)

Palettiは当店では2台目になります。
もともと数も少なく、
なかなかよい状態のものにもめぐり会えませんでした。

が、今回はコンディション抜群の車両を入手できました( ◠‿◠ )

新たな仕入れルート(もちろんイタリア)からの入荷。
当店は70年代のシックなイメージのものが多いので、
今回のチョイスは???というお言葉もございました^^;;

この新ルートは80年代に強いですね。
よいものがありましたら、また仕入れてみようと思います。
いつものように小さなサイズがなかなかないですが。。

 

Palettiもいろいろな作り込みがありまして、
この車両にもしっかりとその部分があります。


インナーワイヤーがありませんね(@_@)


レバーはカンパではなくPalettiオリジナルで、
ワイヤーがパイプ内部に内蔵されるような仕組みになっております。

このように、

レバー下部からすぐにパイプに入るようなものではなく、
レバーの部分で既にパイプ内にワイヤーが入っています。

仕組みはまたオーバーホールの時にでもご紹介しましょう^^

ワイヤーが内部を通ると、


このように出てくるわけで、

幸運の四葉のクローバー!

そう言えば、年始にアップした四葉のクローバーの刻印もの。

数名の方からメッセージ頂きましたが、

正解した方はお一人でした^^
これがお分かりだとこのブランドの本物のマニアですね♪

話が逸れました。。

リアもしっかりパイプ内を通ってきております。

ワイヤーがないと見た目もスッキリ、良いですね〜

でも、
ワイヤー交換にはBBを外さないとできない、
という点があったり^^;;


PALETTI

Palettiといえば、、


こちらのブラケットは有名ですね?有名です^^

当時Patentを取っていました。

1978年と書いてありますね。

この特許まで取得したブラケットですが、
これはある方に刺激を受けて誕生したようです。

そのある方とは、、、

当時フロントディレイラーの取り付けに凝っていたあの方。。

 

 

 

 

 

マラストーニ氏でございます♪

マラストーニのフロントディレイラー直付け
こちらも有名ですよね。
こちらは日本でもよく知られている?かと思います。

友人である彼に刺激を受けて、
PalettiはFDのブラケットを考えたそうです。

Marastoniと違うところは、高さ調整可能なところ。
そしてPatentまで取得するという力の入れよう^^

Marastoniのバイクに、
このPalettiのブラケットを使用したものも存在します。
Palettoの文字のところがMarastoniとなっていて
形は全くそのまま。
写真でしか見たことありませんが。。

Patent料払っていたのでしょうか?

そんなお堅い関係ではなく、
「親友の証」
かと想像します^^

当時、こうすればいいのでは?あーすればいいのでは?
とビルダー同士の情報交換も盛んに
機能向上を図っていた光景が目に浮かびます。

いまは大きなメーカーの中で、いち社員が設計していく。。。
ブランド同士の繋がりもなく。。

先ほどのワイヤー内蔵のシフトレバー。
こちらも実はPatentを取っていまして、1980年に特許登録。

いまでこそ、この競争社会でPatentはかなり重要ではありますが、
当時はどうだったのでしょう。
自衛手段というよりも、
強い思い入れの表れだったのではないでしょうか(^^)

Patentしっかりメカメカしい感じがPaletti
アート的な美を求めた感じがMarastoni

かな?^^

ただ、
バイクに対する情熱はお二人とも同じですね(^^)

PalettiもしくはMarastoniのバイクをお持ちの方、
はたまた街中で見かけた方、
こういう話があるんだなぁと思いを馳せてみてはいかがでしょうか^^

こういう歴史がビンテージの楽しみの一つでもありますね♪

今回は私も勉強になりました^^;;

今回はこの辺で。
ではでは〜♪

marco Marastoniのご納車整備!

今年も無事に確定申告を終え、

気持ちもスッキリしております^^

 

が、鼻がムズムズむずむず。。。

 

20歳~30歳くらいまで花粉症に悩まされていたのですが、

その後30歳くらいから突然花粉症が消えたんです(@_@)

こんなことあるんだ!

と驚いていました。

 

ところがここ最近、どうも復活したようでして。。。

復活するんだ!

と驚いております笑

 

まぁ、しょうがないですね。

これもまた季節感、と思って(^.^)

 

 

しかし、息ができないほど鼻が詰まるときはやっぱりつらいです。。

 

 

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こんにちは、Anton Bicycleです。

 

連続の投稿です。

ご納車を大変長らくお待ち頂いておりますので、
急ピッチで作業を進めます。

 

こちらの作業です!


marco Marastoni

 

 

早速作業台に。

 

手作りのおんぼろ作業台ですが、

使いやすいんですよね。。

木なので(かっこよく言えばwood笑)車両に傷もつかないし。

愛着が沸いてる言いますか^^;;

もう暫くがんばってもらいましょう♪

 

 

ヘッドを開けました。

 

グリス入れたてですね。

ラッキー、ではなく、しっかりチェックしましょう。

 

グリスをすべて除去してチェック。

 

 

フォークコラムのボールレース

すこーしダメージありです。

若干のコトコト感あり。

 

 

きれいにして、

 

 

フォークに打ち込んで

 

 

組み上げ

本締めは車両の状態になってから。

 

 

 

 

次!

 

BBもグリスたっぷり。

 

 

こちらは特に問題なし。

 

しっかり組み上げて、

このあとハブのオーバーホールをして、

ケーブル張って、ディレイラー、ブレーキ調整して、

テストして、作業完了→発送!

 

 

となります。

 

 

 

あ、こちらのBianchi入荷しました^^

 

いつ開けれるのやら。。

お問い合わせくださった皆様、

もう少々お待ちくださいませ。。

m(._.)m

 

 

今日はこの辺で。。