Palettiのシフトケーブル交換♪

連休明けから、

このバイクを探しています

というお問い合わせが急に増えました(@_@)

暖かくなったからでしょうか??

今までは小さなサイズばかりのお問い合わせでしたが、
ここ最近は54~56サイズのものもご要望が多くなってきました。

そのサイズでしたらかなり見つかりやすいです。
自らをErnest ColnagoというほどのColnagoコレクター数名や
50年代、60年代に強いコレクターともコンタクトが取れます。

お問い合わせの際には、
ご希望の、
・ブランド、モデル
・年代
・カラー
・コンポーネント
・ご予算
をお知らせください。
現地に投げて車両があるかをお探しいたします。

皆さんご存知のようにいつ見つかるかはまったく分かりません。
網を張って置くだけでもその確率はぐんと上がりますので、
情報を投げておくだけでもよいかと思います^^

こちらまでお願いいたします。
Anton.Bicycle@gmail.com

近々、当店のLINEアカウントも取得しようと思っております。
写真の送受信など、やはり便利ですからね^^

これはまた環境整いましたらご連絡させて頂きます。
m(._.)m

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こんにちは、Anton Bicycyleです。

今日は、、、

現在ご納車整備中Palettiの
シフトケーブル交換について記しておきます。

Palettiオリジナルのこのシフトレバー

ワイヤーが完全に隠れておりますので、


中の構造がどうなっているのか気になりますね^^

レバーのすぐ下からフレーム内に入っていくものは
結構見かけますが。

さてさて、早速分解してみます^^

まずはカンパのレバー同様サイドの固定ネジを取って、、、
これではレバーはまったく外れてきません。


ダウンチューブ裏から見たところです。
レバーにイモネジが見えますね。

これを緩めます。


レバーが外れました^^


レバーが取れたところ。

中央のつつ状のものがレバーに固定されて回る部分です。

その周りのスリーブをピンスパナで外します。


両サイドとも右ネジです。
かなりしっかりと締められています。

スリーブを取ると先ほどの筒状の芯が取れるようになります。

これにワイヤーが付いてますね〜^^


この芯にワイヤーが巻きつくことでシフトチェンジします。


ワイヤーをズルズルと引きずり出しました。

左右対称で同じ構造です。



反対までズドンと穴があいてます^^

BBも取り外して、

まるはだか状態。
ここまでやってシフトケーブル交換ができます。

それでは、ケーブルを通していきましょう。

元通してあった黒のシリコンチューブ。
これも交換しますが、まずはこれを利用して
ワイヤーを通します。

そして黒のチューブを取りはずし、
新しいチューブを差し込んでいきます。


チューブ交換完了♪


新しいワイヤーを取り付けます。

少し飛び出した頭の角は削っておきます。
こうしないとフレームの穴に入りません。

グリスをしっかり塗って、

スリーブをはめて締めこんでいきます。

レバーのストッパー位置はスリーブの締め込みで固定されるので、
まずは片側のレバーの角度をしっかり決めて固定。

それにあわせて反対側も固定します。

いいかな?^^

これでやっとシフトケーブルの交換が完了です。

この作業中にフロントディレイラーをはずしてみました。



これもイモネジで固定されていますね。
イモネジを緩めてスライドさせると外れます。

いろいろと凝ったつくりをしていますね♪

凝ったつくりといえば、
Paletti氏と親交深かったMarastoni氏が思い浮かびますが、

メカメカしく機能美を追求したPaletti氏
芸術的な機能美を追求したMarastoni氏

どちらのバイクもすばらしく、
40年経った今でも人々を惹きつける力を持っています。

当時のお二人の会話を聞いてみたいものですね^^

さて、あとはBBとヘッドを組んで、
ハブのオーバーホールでご納車となります。

急ピッチで進めますので
よろしくお願いいたします!m(._.)m

それでは今日はこの辺で。
ではでは~♪

Palettiを少しご紹介です^^

年始からのご納車ラッシュも少し落ち着き、
ホッとしております。(。-_-。)

ここで、、
大変ありがたく思っていることがございまして。。

整備が長引いて、ご納車が遅れているにもかかわらず、
お客さまからはお叱りのお言葉を一切受けることもなく、

しっかり見てやってね!

とのお言葉を。(T_T)

整備をしていますと、
ついつい細かいところまで手が伸びてしまいまして。。

本当にありがとうございます。
皆様に助けられております。
m(._.)m

 

整備内容と時間のかけ方。

うまく進めないといけませんね(。-_-。)

 

 

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ご納車ラッシュが落ち着きをみせつつありますが、、

今度は入荷が続いておりまして、
またバタバタとしております。(自業自得)

そのうちの1台、Plalettiのご紹介を少ししてみようと思います^^

お写真はこちらにたくさんごさいます。

Facebookでもお伝えしましたが、
♥マークはDe Rosa
♣はCOLNAGO
♠︎はCOLNER
そして♦︎がこのPalettiです^^

Luciano Paletti(1947〜)により1971年にモデナに誕生。
フェラーリやマラネロの直ぐ近くとのこと^^

イタリアではメジャーな老舗ブランドです。
デローザやマラストーニとも深い繋がりがあったようです。

特に友人でもあったマラストーニ氏とは
かなり深い繋がりがあったと想像できます。
これは後述しますね(^.^)

Palettiは当店では2台目になります。
もともと数も少なく、
なかなかよい状態のものにもめぐり会えませんでした。

が、今回はコンディション抜群の車両を入手できました( ◠‿◠ )

新たな仕入れルート(もちろんイタリア)からの入荷。
当店は70年代のシックなイメージのものが多いので、
今回のチョイスは???というお言葉もございました^^;;

この新ルートは80年代に強いですね。
よいものがありましたら、また仕入れてみようと思います。
いつものように小さなサイズがなかなかないですが。。

 

Palettiもいろいろな作り込みがありまして、
この車両にもしっかりとその部分があります。


インナーワイヤーがありませんね(@_@)


レバーはカンパではなくPalettiオリジナルで、
ワイヤーがパイプ内部に内蔵されるような仕組みになっております。

このように、

レバー下部からすぐにパイプに入るようなものではなく、
レバーの部分で既にパイプ内にワイヤーが入っています。

仕組みはまたオーバーホールの時にでもご紹介しましょう^^

ワイヤーが内部を通ると、


このように出てくるわけで、

幸運の四葉のクローバー!

そう言えば、年始にアップした四葉のクローバーの刻印もの。

数名の方からメッセージ頂きましたが、

正解した方はお一人でした^^
これがお分かりだとこのブランドの本物のマニアですね♪

話が逸れました。。

リアもしっかりパイプ内を通ってきております。

ワイヤーがないと見た目もスッキリ、良いですね〜

でも、
ワイヤー交換にはBBを外さないとできない、
という点があったり^^;;


PALETTI

Palettiといえば、、


こちらのブラケットは有名ですね?有名です^^

当時Patentを取っていました。

1978年と書いてありますね。

この特許まで取得したブラケットですが、
これはある方に刺激を受けて誕生したようです。

そのある方とは、、、

当時フロントディレイラーの取り付けに凝っていたあの方。。

 

 

 

 

 

マラストーニ氏でございます♪

マラストーニのフロントディレイラー直付け
こちらも有名ですよね。
こちらは日本でもよく知られている?かと思います。

友人である彼に刺激を受けて、
PalettiはFDのブラケットを考えたそうです。

Marastoniと違うところは、高さ調整可能なところ。
そしてPatentまで取得するという力の入れよう^^

Marastoniのバイクに、
このPalettiのブラケットを使用したものも存在します。
Palettoの文字のところがMarastoniとなっていて
形は全くそのまま。
写真でしか見たことありませんが。。

Patent料払っていたのでしょうか?

そんなお堅い関係ではなく、
「親友の証」
かと想像します^^

当時、こうすればいいのでは?あーすればいいのでは?
とビルダー同士の情報交換も盛んに
機能向上を図っていた光景が目に浮かびます。

いまは大きなメーカーの中で、いち社員が設計していく。。。
ブランド同士の繋がりもなく。。

先ほどのワイヤー内蔵のシフトレバー。
こちらも実はPatentを取っていまして、1980年に特許登録。

いまでこそ、この競争社会でPatentはかなり重要ではありますが、
当時はどうだったのでしょう。
自衛手段というよりも、
強い思い入れの表れだったのではないでしょうか(^^)

Patentしっかりメカメカしい感じがPaletti
アート的な美を求めた感じがMarastoni

かな?^^

ただ、
バイクに対する情熱はお二人とも同じですね(^^)

PalettiもしくはMarastoniのバイクをお持ちの方、
はたまた街中で見かけた方、
こういう話があるんだなぁと思いを馳せてみてはいかがでしょうか^^

こういう歴史がビンテージの楽しみの一つでもありますね♪

今回は私も勉強になりました^^;;

今回はこの辺で。
ではでは〜♪

Paletti 整備 ほぼ完了〜

今年小学校に入学した息子ですが、

毎朝喜んでアサガオの水やりをしています♪

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で”毎朝”、
「写真を撮って撮って」ときかないので、
“毎朝”写真を撮っています^^

日々の成長がうれしいのでしょうね。

そんなチビの成長がうれしい私です(^^;;

こんにちは、Anton Bicycle のヒロです。

さて、
Palettiの整備状況。

ハブの玉押しはご覧の通り。

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いつものように補修をします。

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もう少し追い込んで完了です。

くすんだクランクとRD

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これも軽く磨いて、、

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フレームのクリーニングも終えました。

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一点、
バイクラックに掛けていたのでしょう。

TOPチューブ裏側塗装面に、
ラックに掛けたときの傷があります。

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他はとてもいい状態を保っています♪

ヘッドチューブのマークがかわいくて
私は好きです^^

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あとは組み立てて完成です。

このPaletti、
気になる方は下記までお問い合わせ下さい。
Anton.Bicycle(アットマーク)gmail.com

※オークションではなく、直接のご購入の場合は、
送料2500円となります。
(北海道、沖縄、離島は別途加算)
オークションの場合はヤマト便着払いとなります。

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先日のF.MOSER 51.151の赤。

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おかげさまで売約済となりました。
ご成約ありがとうございましたm(_ _)m

しかし、F.MOSER 人気ですね(^^)