美しいグリーンのMarastoni ご納車整備♪

梅雨入りしましたね~

テスト走行がなかなかできない季節がやってまいりました^^;;

雨が降っていなくても、
路面がぬれているとテストはしませんので、
それが乾くだけの晴れ時間が必要です。。

天気予報を見ながら、
仕上がりのイミングを合わせて・・・

 

基本、ご購入いただいた車両を順番に
ご納車整備を行っておりますが、

この季節は、仕上がりの日を晴れ間に合わせるために
他の車両も平行して作業しておき、
晴れ間に一気にテスト走行をする。
という手順になってきます。

Facebookなどの整備近況をご覧になられて、
あら?順番が??
となるかもしれませんが、
そういったことを行っているんだとご理解ください^^;;

よろしくお願いいたします。
m(._.)m

 

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こんにちは、Anton Bicycleです。

今日は、
グリーンのMarastoniのご納車整備について記しておきます。


Marastoni 1966y

 

このグリーンのペイントの味はなんともいえません。
ぜひ現物をご覧頂きたい一品です♪

私にサイズが合っていればなぁ・・・ボソッ(^^;;

 

さてさて、整備はいつものご納車メニューです。

 

まずはBBをあけて、


バラ玉ですね

 


右ワンもOK。

 


しっかりグリス入れて、回転も良好です♪

 

 

次にヘッドパーツ。

パーツの洗浄後にグリスをしっかり入れて組み付け


こちらも問題なし♪


仮締めして次の作業へ。。

ブレーキはUniversalです。

磨きと操作力のチューニングを行います。

 


右アームを磨いたところ

 


きれいになりました♪

 

動作チェックを行いフレームに取り付けて、


ブレーキだけをこうやって見ると
本当にロングですね~^^

 

お次はホイル。


かなりクスんでいますね^^;;

これも磨いていきましょう♪


右半分磨いたところ


完了~♪

次はリム磨き。。
これがスポークがなければ、
さ~~~っとすぐに終わるのですが、
スポークあるのでいつもお時間要してます。。

そしてこの硬化したセメントも。。

最後のひと山。。

タイヤを新品に換えて、ケーブルも張って、、、
仕上がりをイメージしながら楽しんで作業を進めましょう♪

仕上がったら改めて撮影をしたいですね♪

 

今日はここまで。
続きはまた後日(^^)

ではでは~♪

 

 

Palettiを少しご紹介です^^

年始からのご納車ラッシュも少し落ち着き、
ホッとしております。(。-_-。)

ここで、、
大変ありがたく思っていることがございまして。。

整備が長引いて、ご納車が遅れているにもかかわらず、
お客さまからはお叱りのお言葉を一切受けることもなく、

しっかり見てやってね!

とのお言葉を。(T_T)

整備をしていますと、
ついつい細かいところまで手が伸びてしまいまして。。

本当にありがとうございます。
皆様に助けられております。
m(._.)m

 

整備内容と時間のかけ方。

うまく進めないといけませんね(。-_-。)

 

 

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ご納車ラッシュが落ち着きをみせつつありますが、、

今度は入荷が続いておりまして、
またバタバタとしております。(自業自得)

そのうちの1台、Plalettiのご紹介を少ししてみようと思います^^

お写真はこちらにたくさんごさいます。

Facebookでもお伝えしましたが、
♥マークはDe Rosa
♣はCOLNAGO
♠︎はCOLNER
そして♦︎がこのPalettiです^^

Luciano Paletti(1947〜)により1971年にモデナに誕生。
フェラーリやマラネロの直ぐ近くとのこと^^

イタリアではメジャーな老舗ブランドです。
デローザやマラストーニとも深い繋がりがあったようです。

特に友人でもあったマラストーニ氏とは
かなり深い繋がりがあったと想像できます。
これは後述しますね(^.^)

Palettiは当店では2台目になります。
もともと数も少なく、
なかなかよい状態のものにもめぐり会えませんでした。

が、今回はコンディション抜群の車両を入手できました( ◠‿◠ )

新たな仕入れルート(もちろんイタリア)からの入荷。
当店は70年代のシックなイメージのものが多いので、
今回のチョイスは???というお言葉もございました^^;;

この新ルートは80年代に強いですね。
よいものがありましたら、また仕入れてみようと思います。
いつものように小さなサイズがなかなかないですが。。

 

Palettiもいろいろな作り込みがありまして、
この車両にもしっかりとその部分があります。


インナーワイヤーがありませんね(@_@)


レバーはカンパではなくPalettiオリジナルで、
ワイヤーがパイプ内部に内蔵されるような仕組みになっております。

このように、

レバー下部からすぐにパイプに入るようなものではなく、
レバーの部分で既にパイプ内にワイヤーが入っています。

仕組みはまたオーバーホールの時にでもご紹介しましょう^^

ワイヤーが内部を通ると、


このように出てくるわけで、

幸運の四葉のクローバー!

そう言えば、年始にアップした四葉のクローバーの刻印もの。

数名の方からメッセージ頂きましたが、

正解した方はお一人でした^^
これがお分かりだとこのブランドの本物のマニアですね♪

話が逸れました。。

リアもしっかりパイプ内を通ってきております。

ワイヤーがないと見た目もスッキリ、良いですね〜

でも、
ワイヤー交換にはBBを外さないとできない、
という点があったり^^;;


PALETTI

Palettiといえば、、


こちらのブラケットは有名ですね?有名です^^

当時Patentを取っていました。

1978年と書いてありますね。

この特許まで取得したブラケットですが、
これはある方に刺激を受けて誕生したようです。

そのある方とは、、、

当時フロントディレイラーの取り付けに凝っていたあの方。。

 

 

 

 

 

マラストーニ氏でございます♪

マラストーニのフロントディレイラー直付け
こちらも有名ですよね。
こちらは日本でもよく知られている?かと思います。

友人である彼に刺激を受けて、
PalettiはFDのブラケットを考えたそうです。

Marastoniと違うところは、高さ調整可能なところ。
そしてPatentまで取得するという力の入れよう^^

Marastoniのバイクに、
このPalettiのブラケットを使用したものも存在します。
Palettoの文字のところがMarastoniとなっていて
形は全くそのまま。
写真でしか見たことありませんが。。

Patent料払っていたのでしょうか?

そんなお堅い関係ではなく、
「親友の証」
かと想像します^^

当時、こうすればいいのでは?あーすればいいのでは?
とビルダー同士の情報交換も盛んに
機能向上を図っていた光景が目に浮かびます。

いまは大きなメーカーの中で、いち社員が設計していく。。。
ブランド同士の繋がりもなく。。

先ほどのワイヤー内蔵のシフトレバー。
こちらも実はPatentを取っていまして、1980年に特許登録。

いまでこそ、この競争社会でPatentはかなり重要ではありますが、
当時はどうだったのでしょう。
自衛手段というよりも、
強い思い入れの表れだったのではないでしょうか(^^)

Patentしっかりメカメカしい感じがPaletti
アート的な美を求めた感じがMarastoni

かな?^^

ただ、
バイクに対する情熱はお二人とも同じですね(^^)

PalettiもしくはMarastoniのバイクをお持ちの方、
はたまた街中で見かけた方、
こういう話があるんだなぁと思いを馳せてみてはいかがでしょうか^^

こういう歴史がビンテージの楽しみの一つでもありますね♪

今回は私も勉強になりました^^;;

今回はこの辺で。
ではでは〜♪

marco Marastoniのご納車整備!

今年も無事に確定申告を終え、

気持ちもスッキリしております^^

 

が、鼻がムズムズむずむず。。。

 

20歳~30歳くらいまで花粉症に悩まされていたのですが、

その後30歳くらいから突然花粉症が消えたんです(@_@)

こんなことあるんだ!

と驚いていました。

 

ところがここ最近、どうも復活したようでして。。。

復活するんだ!

と驚いております笑

 

まぁ、しょうがないですね。

これもまた季節感、と思って(^.^)

 

 

しかし、息ができないほど鼻が詰まるときはやっぱりつらいです。。

 

 

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こんにちは、Anton Bicycleです。

 

連続の投稿です。

ご納車を大変長らくお待ち頂いておりますので、
急ピッチで作業を進めます。

 

こちらの作業です!


marco Marastoni

 

 

早速作業台に。

 

手作りのおんぼろ作業台ですが、

使いやすいんですよね。。

木なので(かっこよく言えばwood笑)車両に傷もつかないし。

愛着が沸いてる言いますか^^;;

もう暫くがんばってもらいましょう♪

 

 

ヘッドを開けました。

 

グリス入れたてですね。

ラッキー、ではなく、しっかりチェックしましょう。

 

グリスをすべて除去してチェック。

 

 

フォークコラムのボールレース

すこーしダメージありです。

若干のコトコト感あり。

 

 

きれいにして、

 

 

フォークに打ち込んで

 

 

組み上げ

本締めは車両の状態になってから。

 

 

 

 

次!

 

BBもグリスたっぷり。

 

 

こちらは特に問題なし。

 

しっかり組み上げて、

このあとハブのオーバーホールをして、

ケーブル張って、ディレイラー、ブレーキ調整して、

テストして、作業完了→発送!

 

 

となります。

 

 

 

あ、こちらのBianchi入荷しました^^

 

いつ開けれるのやら。。

お問い合わせくださった皆様、

もう少々お待ちくださいませ。。

m(._.)m

 

 

今日はこの辺で。。